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大腸がん

大腸がんの情報

大腸癌は抗がん剤治療により切除が可能なほど癌が縮小した場合、切除を行うことで一定割合の治癒が期待できる疾患です。消化管・腫瘍内科では消化器外科と連携して、抗がん剤治療後の手術の可能性についてカンファレンスで定期的に検討しています。

治療について

*大腸癌に対する内視鏡治療

 リンパ節転移の可能性が少ない早期の大腸癌では内視鏡治療が可能です。通常の「大腸内視鏡」で病巣を切除するので、侵襲が小さく、1週間程度の入院で治療が可能です(詳細は消化管・内視鏡科のHPを参照)。

*大腸癌に対する外科的治療

 大腸癌の外科的切除は、原則として原発巣(大腸癌)のみならず、転移をきたしやすいリンパ節も一塊として切除します。アプローチとして、開腹手術、腹腔鏡下手術がありますが、癌病巣やリンパ節を切除する手術の内容自体は同じです。しかし、腹腔鏡下手術では、開腹に比べるとかなり小さい創となるため、術後の痛みが軽減でき、早期退院も可能となります。当院消化管外科においても、大腸癌の多くの方に腹腔鏡手術を行っています。

 大腸癌は部位により結腸癌と直腸癌にわけられます。このうち、直腸癌は肛門に近く、狭い骨盤内に存在し、リンパ節転移の広がり方や周囲臓器(膀胱・前立腺や子宮など)への波及の起こりやすさなど、結腸癌とはかなり異なる性質を持っています。このため直腸癌の手術は大腸癌の中でも特殊な知識と技術が必要とされます。肛門機能・排尿機能・男性性機能に影響を及ぼすことが多く、永久的人工肛門造設が必要となる場合もあります。したがって、直腸癌に対しては肛門を温存する手術(永久的人工肛門造設をしないですむ)や排尿機能や男性性機能を損なわない自律神経を温存する手術が望まれます。当院では癌を治すこと(根治性)を徹底的に追及する一方で、肛門機能温存などの患者のQOL(生活の質)を重視した手術を心がけています。

 大腸癌は、進行すれば肝臓、肺などの他の臓器に容易に転移します。従来、この様な場合は、癌を治すための手術(根治手術)は、あまり行われていませんでした。しかし、近年、抗がん剤および分子標的治療薬が新たに開発され、これまでは根治手術ができないとされてきた場合にも、切除が行なわれるようになってきました。当院では、転移を有する大腸癌に対しても外科・内科で協力し、抗がん剤治療+根治手術といった集学的治療を行う一方で、外科系各科(消化管外科、肝胆膵外科、呼吸器外科など)が協力し、原発巣、転移巣の切除も積極的に行っています。(詳細は消化管外科のHPを参照)

*切除不能進行・再発大腸癌の薬物療法

 切除不能進行・再発大腸癌に対する抗がん剤治療は、これまでの多くの研究により無治療に比較して生存期間の延長が示されており、全身状態の良好な患者さんに第一にお勧めする治療法です。大腸癌治療ガイドライン(大腸癌研究会編)に基づいた標準的治療を適切に行います。1次治療としてはFOLFOX療法、FOLFIRI療法、CapeOX療法という5FU(またはカペシタビン), オキサリプラチン、イリノテカンなどの抗がん剤を併用した治療法に、患者さんの状態に合わせ、ベバシズマブ、アービタックス、ベクティビックスという分子標的薬を組み合わせて治療します。ベバシズマブやアービタックスはRAS遺伝子変異型の患者さんには効果の見られないことがわかっており、あらかじめ遺伝子検査を行って適応のある患者さんに使用します。

 強力な治療の適応にならない患者さん(強い副作用の発生を好まない方、重篤な合併症が有り多剤併用療法に認容性がない方、多発転移のある方、無症状かつ緩徐な腫瘍進行と判断されるかたなど)に対しては、5FU+ベバシズマブなど強度を落とした治療法を選択する場合もあります。

 2次治療、3次治療においては上記の薬剤の組み合わせを変え、効果の期待できる治療法を行います。5FU, オキサリプラチン、イリノテカンの3剤を使い切った患者さんほど予後がよいという報告があります。

 4次、5次治療として近年レゴラフェニブ(スチバーガ)、TAS102(ロンサーフ)という抗がん剤が発売されています。延命効果が証明されていますが重篤な副作用のリスクもあり、適切な使用を心がけています。

 大腸癌は抗がん剤治療により切除が可能なほど癌が縮小した場合、切除を行うことで一定割合の治癒が期待できる疾患です。当科では消化管外科と連携して、抗がん剤治療後の手術の可能性についてカンファレンスで定期的に検討しています。

手術実績

手術例数の推移(消化管外科)

  2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
大腸 195 180 217 166 175 207
(完全鏡視下) 62 80 95 86 77 91

診療実績(消化管・内視鏡科)

  2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
大腸EMR 114例 119例 122例 133例 188例 156例 174例
大腸ESD 5例 7例 27例 13例 27例
(大腸癌治療) 32例 32例 40例 36例 60例 52例  

薬物療法症例数:新規患者数(消化管・腫瘍内科)

  2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
大腸癌 64 68 72 75 58 77 92

治療成績

大腸癌手術症例の5年生存率
(2006年~2011年、671例)
 

 

紹介時から治療までの期間

治療・検査内容

初診~入院までの期間:通常

担当診療科

手術

2~4週間

消化管外科

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

3~4週間

消化管・内視鏡科

化学療法

3~7日

消化管・腫瘍内科