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骨腫瘍(良性)

良性骨腫瘍の情報

骨・軟部腫瘍という言葉は、乳癌、肺癌、胃癌などとちがって、普段見聞きしない言葉だと思います。これは文字通り、骨や軟部組織(筋肉、脂肪組織、血管など)に発生する腫瘍のことで、乳癌などに比べるときわめて発生頻度が低いまれな腫瘍です。骨腫瘍には、原発性と続発性があり、原発性には良性と悪性があります。骨腫瘍の診断は、年齢、病歴(症状、経過)、レントゲン写真で行われます。簡便な単純レントゲン写真がもっとも重要で、診断のためだけならばMRIなどのような高額な検査は必要ありません。良性腫瘍の大半はレントゲン所見で診断が可能です。

 

  1. 骨巨細胞腫

骨巨細胞腫はもともと良性腫瘍に分類されていますが、治療後の局所再発が多くまれに(約2%)肺転移を生じることもある特異な腫瘍です。

  1. 骨軟骨腫

成長軟骨が逸脱して発生する良性骨腫瘍です。単発性と遺伝性の多発性のものがあります。また、小児が放射線照射を受けた結果発生する場合もあります。成長が止まると腫瘍の発育も止まりますが、中には大人になって悪性化するものがあります。

  1. 内軟骨腫

手足の指の骨に好発する良性骨腫瘍です。指が太いというような見かけの変化や、腫瘍による骨の脆弱化のために軽微な外傷で骨折して気づかれます。レントゲンで診断がつくことがほとんどです。その他、大腿骨や上腕骨にも発生することがあります。これらの部位でも捻挫や打撲、変形性関節症による痛みがあってたまたまレントゲンを撮って気づかれることがほとんどです。

  1. その他

頻度の高いものを上に3つ上げましたが、その他にもいろいろな腫瘍があります。軟骨芽細胞腫や類骨骨腫、骨芽細胞腫などは痛みなどの症状があって腫瘍も大きくなっていきますので手術を行います。

治療について

良性腫瘍の大半は経過観察だけで十分で手術の必要はありません。手術が必要な良性骨腫瘍は、再発傾向が強い骨巨細胞腫や骨折が危惧される程度に大きくなった腫瘍などです。

 

  1. 骨巨細胞腫

治療は手術ですが、悪性腫瘍のように正常組織を含めた広範切除ではなく病巣のみ掻き出す掻爬術が行われます。十分に掻爬した後、エタノールや蒸留水で境界部を処理した後欠損部分には骨セメントやハイドロキシアパタイトの人工骨を充てんします。

  1. 骨軟骨腫

悪性化すると治療が難しい部位、たとえば骨盤や肋骨、肩甲骨などの骨軟骨腫は機会を見て手術を勧めています。その他の部位では、機能障害や美容上の問題がなければあえて手術は勧めていません。急に痛みが出るといった悪性化を疑わせる症状が出たら精密検査を行い、必要があれば切除しています。

  1. 内軟骨腫

骨折を繰り返したり、骨が太くなっていることが気になるようであれば手術をします。手術は病巣掻爬と人工骨の充填です。再発は極めてまれです。痛みが先行して病気が見つかった場合は、レントゲンで内軟骨腫に似ていても軟骨肉腫のことがありますので、必要なら生検(腫瘍の一部を採取すること)を行って病理診断を行って確定します。内軟骨腫であれば必ずしも手術は必要ないので経過観察を行います。

  1. その他

手術は他の良性骨腫瘍と同じく病巣掻把と人工骨移植(充填)ですが、類骨骨腫は切除のみ行っています。類骨骨腫は、近年、CTを見ながら病巣の中心に針を刺してラジオ波で焼灼する治療法が出てきていますが、当センターでは行っていません。