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口腔がん(舌がん)

口腔がんの情報

口腔癌は舌や歯茎などにできる癌です。白斑と言われる白っぽい病変から癌へと進行する場合が多いと言われています。潰瘍を形成するタイプでは早期から痛みが伴いますが、膨隆して来るタイプの癌では大きくなるまであまり症状が出ないこともあります。

治療について

早期の癌であれば手術切除のみで良好な治療成績が得られます。従来は切除部分を縫い合わせていましたが欠損が大きくなると術後に舌が動かしにくくなります。このため現在は切除部位を人口の皮膚と生体糊で被覆する方法を採用しています。術後の痛みが軽く、舌の運動機能も良好です。早期の舌癌の5年生存率は96%と良好ですが、治療後1年間は、頸部のリンパ節転移が出現してくる頻度が20%程度認められるので、慎重な観察が必要です。進行癌に関しては広範囲の舌口腔切除と頸部のリンパ組織をひとかたまりにして摘出するpulll-through手術をおこないます。切除部位は皮弁で再建しますが当科では原則太ももの筋肉と皮膚を移植する方法を行ったいます。下図に舌半切症例を提示していますが良好な形態と機能が回復できます。さらに進行して下顎骨に浸潤した場合には下顎骨の合併切除が必要となります。切除した下顎骨の形態機を回復することは頭頸部癌再建術の中でも最も難易度が高い再建とされてきました。下図に当科で行っている腓骨(すねの骨)皮弁を利用した再建術の方法を示しています。術前に患者CTから下顎骨の3Dモデルを作成します。採取した腓骨を元の下顎骨の形態にあわせて加工し再建を行います。術後の患者写真のように良好な形態機能がえられます。進行癌は原則手術後に化学放射線療法を50Gy行います。進行口腔癌の5年生存率も71%と良好です。

手術実績

主たる手術

   

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

口腔癌 舌癌手術 16  23 24 25 18
再建あり 7  12 10 8 6
再建なし 9  11 14 17 12

治療成績

 

紹介時から治療までの期間

治療・検査内容

初診~入院までの期間:通常

担当診療科

進行口腔がん

手術+再建

3~4週間

頭頸科

早期口腔がん

手術

1~2週間

頭頸科